髪を腰まで伸ばした白装束の女性が両手を胸元で垂らす―。日本の「幽霊」を描いた掛け軸ばかり約60点が福島県南相馬市小高区の金性寺で16日、送り盆に合わせて特別公開された。多くの観覧者はこわごわと焼香し“幽霊の魂”を供養した。
主に江戸末期から明治中期の作品で、江戸時代の代表的な画家円山応挙作とされるものもある。
掛け軸は原啓寿住職(50)の先代が「描かれた幽霊にも魂がある」と30年以上前から収集。毎年公開で供養を行ったところ「大事に扱われる」と全国から奉納が相次いだ。美術史家の辻惟雄さん(76)は「幽霊画はお寺に集まるが、60点はかなりの数」と話す。
参照元:スポーツ報知