「立って手を振らなかったのは、うちの総理大臣と北朝鮮の代表だけ」―。石原慎太郎東京都知事(75)が15日、北京五輪開会式での福田康夫首相(72)の振る舞いを批判した。開会式の各国選手団の入場の際、首相が座ったままでいたと暴露。また、首相が開会式前に選手村を訪問し日本選手団を「せいぜい頑張ってください」と激励したことに対しても、「『せいぜい』って言葉はどういうことなのかね」と批判。「そのせいか日本勢は振るいませんな」とやり玉にあげた。
開会式での 態度やり玉 「わたし、開会式へ行って非常に心外だったのは…」と切り出した石原知事。開会式の入場行進について「自国の選手が来て立って手を振らなかったのは、うちの総理大臣と北朝鮮の代表(金永南最高人民会議常任委員長)だけだったね。どういうことなのかね。(福田首相の)奥さんは立って手を振ってたけどね」と指摘した。
テレビ中継では、ブッシュ米大統領夫妻が並んで立ち上がり、米選手団に星条旗を振る姿が映し出された。他国の首脳も自国選手団の入場の際は起立して声援。しかし映像を見る限り、福田首相は石原知事の言うとおり座ったままだった。
続けて、福田首相が日本選手団に送った激励の言葉にも不快感を示した。福田首相は8日、開会式前に選手村を訪れ、選手団に「まあ、頑張ってください。せいぜい頑張ってください」とひょうひょうと語っている。
この発言を「日本に帰ってきて新聞で見た」という石原知事は、「なんか『せいぜい頑張ってください』って言ったそうだが、『せいぜい』って言葉はどういうことなのかね。なんか『あんた限界があるから、まあ』っていう感じにしかとれないし、ボクは総理大臣が日本の選手にかける言葉とはちょっと違うと思うね」と批判。「そのせいか、日本勢は振るいませんな、あんまり。『せいぜい』頑張ってるけども」と皮肉った。
石原知事の酷評は、競泳の北島康介が百メートル平泳ぎで金メダルを取った際のアナウンサーにも及んだ。「(北島が)百メートルで勝ったときにね、たたみかけてくだらん質問をするそのアナウンサーもダメなんだな。その前でさ、男の涙を見せたくないからタオルで顔をふくふりして。ああいうシーンってのは、ロゴスじゃなしに、まさにエロスの世界だから、肉体の美しさのね」
一方、引退を示唆しているという北島に対しては「残念だけどしょうがないでしょ。肉体の限界ってのはあるしね。一流選手になるほど、自分の限界が分かっているだろうからね」とねぎらった。
参照元:スポーツ報知