1981年の米ロサンゼルス銃撃事件で逮捕され、サイパンで拘置中の元会社社長三浦和義容疑者(61)=日本では無罪確定=による逮捕状取り消し請求の第3回審理が15日午後(日本時間16日午前)、ロサンゼルス郡地裁トーランス支部(バンシックレン判事)で開かれ、同地裁は審理継続を決め閉廷した。次回審理日は未定。
今回の審理では、三浦元社長がサイパンからインターネットを利用した映像を通じて出廷。検察側証人として日米の法律に詳しい専門家が、三浦元社長に対する逮捕容疑の一つである共謀罪と、日本の共謀共同正犯との違いなどについて証言した。
弁護側は、判決が確定した事件で再び罪に問われない「一事不再理」の原則を根拠に、三浦元社長逮捕の不当性を主張。検察側は、元社長は日米で異なる罪に問われており、同原則は適用されないと反論している。
次回審理は、弁護側関係者のスケジュール調整などを経て決まる見通し。(共同)
◆ロス銃撃事件 1981年8月、米ロサンゼルス市のホテルで三浦和義元社長の妻一美さん=当時(28)=が頭を殴られ負傷、同年11月に市内で頭を銃撃され、約1年後に死亡した。三浦元社長も左足を撃たれ、事件後に一美さんの保険金約1億6千万円を受け取った。警視庁は85年9月、殴打事件で三浦元社長と知人の元女優を逮捕。88年10月には銃撃事件の殺人容疑で元社長と元駐車場経営者を逮捕した。三浦元社長は殴打事件で98年9月、実刑が確定し服役。銃撃事件では一審は無期懲役だったが、逆転無罪とした二審判決が2003年3月、最高裁で確定。銃撃の実行犯とされた元経営者も無罪が確定した。(共同)
参照元:スポーツ報知