北京五輪競泳男子200メートルバタフライで銅メダルを獲得した松田丈志(24=ミズノ)の力泳に感動した宮崎県の東国原英夫知事(50)が13日、県民栄誉賞の授与を検討することを明らかにした。しかし、当の松田は名誉よりも水泳環境の充実を口にした。県内に50メートルプールは1カ所だけで、テレビを通して「県内にプールをつくってほしい」と訴えた。
松田のレースが行われていたころ、東国原氏は羽田から福岡に移動する機内で熟睡していた。12日は深夜までTBS「うたばん」の収録だった。飛行機を降りて報道陣に囲まれ、松田の快挙を知った。
東国原氏は「世界の強豪を相手に素晴らしいレースを戦った松田選手の活躍は、われわれ県民に大きな感動と夢を与えてくれました。本当にありがとう」とにこやかに語った。「表彰台に上がった松田選手の姿はわれわれ県民の誇りです」と胸を張った。
昨年7月31日、世界競泳(07年8月、千葉県)への出場前に松田の表敬訪問を受け、「僕も宮崎をPRしたいです」と初対面ながら同じく宮崎県発展の考えを持つことに感激。周囲に「故郷の延岡市の自家菜園のようなプールで練習していた。宮崎県を忘れずに世界で戦う姿は尊敬に値する」と語っていた。
そんな松田の故郷を大事にする姿と今回の銅メダル獲得に触発された東国原氏は「当然、県民栄誉賞ということも視野に入ってくるでしょうね。検討させていただきます」と話し、映画「佐賀のがばいばあちゃん」の撮影で佐賀に移動した。
一方の松田は、フジテレビ「スーパーニュース」に出演した際に、東国原氏にお願いしたいことを問われて、県総合運動公園(宮崎市)にしか50メートルプールがない現状をさして「県内にプールをつくってほしいです」と水泳選手の環境整備について懇願した。さて、東国原氏は銅メダリストのお願いをかなえてあげられるのだろうか?
参照元:nikkansports.com