最大震度6強を記録した岩手北部地震の負傷者は青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、千葉各県と北海道の計132人に上ったことが24日夜の共同通信のまとめで分かった。総務省消防庁によると重傷者は28人。震源が深いこともあり余震は低調と気象庁はみているが、今後、震度4程度の可能性はあるとしている。
青森、岩手、宮城各県は対策本部を設置。政府調査団は、震度6強を記録した岩手県洋野町や、青森県8戸市で被害状況を視察した。国土交通省がヘリコプターで上空から調査したが大規模な被害は確認されていない。
青森県十和田市で約3メートル(約65トン)の石が国道に落下、同県8戸市の小中学校十数校でも天井落下などの被害が判明したが、住民の大半が在宅する未明に地震が発生したため人的被害の拡大は回避された。
消防庁などによると、住宅被害は一部破損が24棟。ガラスの破片のほか、慌てて転倒し負傷する人も目立った。
気象庁は6月の岩手・宮城内陸地震との関連性を否定。当初は今回の震源の深さを約120キロと速報したが、約108キロに修正した。盛岡市内で1186ガルの最大加速度を観測していたことが防災科学技術研究所の分析で分かった。
運転を見合わせていた東北、秋田両新幹線の仙台以北の区間は、午後2時すぎから順次運転を再開。在来線は岩手県内を走る山田線と岩泉線が、落石で始発から終日運休となった。
東北電力によると、青森、岩手、宮城、福島の4県で最大約8600戸が停電したがすべて復旧した。
参照元:スポーツ報知