神奈川県逗子市は18日、同市の逗子海岸にある石原慎太郎東京都知事(75)の小説「太陽の季節」にちなんだ記念碑に、落書きがあったと、明らかにした。石碑の裏面に、黒と赤のスプレーで、判読不明の模様が描かれていた。逗子署が器物損壊容疑で捜査している。
世界遺産、新幹線などへの落書きが問題となる中、今度は石原知事が標的となった。
逗子市によると、落書きは17日昼ごろ、海岸を見回りしていた地元の「海の家」の組合役員が発見。記念碑の裏面に、黒と赤のスプレーで判読不明の模様が描かれていた。
付近の壁や看板にも同様の落書きがあり、16日深夜から17日未明にかけて描かれた可能性が高いという。
落書きはいずれも、明確なメッセージなどはなく、特別な意図で描かれたものではないとみられる。
記念碑は、高さ約3メートル、幅約1メートルの大理石製。石原知事が「太陽の季節 ここに始まる」と碑文を書き、知事が尊敬する芸術家の故・岡本太郎さんの作品「若い太陽」のオブジェがデザインされている。
市民や文化人ら有志が、小説「太陽の季節」の芥川賞受賞50周年を記念し、2005年に逗子海岸に建立。費用は3800万円だった。その後、市に寄贈され、現在は市が管理している。
逗子海岸は、石原知事が弟の俳優、故・裕次郎さんとともに少年時代を過ごし、同小説の舞台にもなった思い出の地でもある。
記念碑は06年にも、落書きの被害に遭っている。同年5月、台座の背面に、青と黒のスプレーが吹き掛けられていた。同7月にも、別の塗料で落書きされた。
参照元:スポーツ報知