死者13人、行方不明10人を出した岩手・宮城内陸地震から1カ月を迎えた14日、宮城県栗原市などの被災地では地震発生時刻の午前8時43分、避難住民らが犠牲者の冥福を祈って黙とう、復興への誓いを新たにした。
中山間地が最大震度6強の揺れに見舞われ、地滑りや土砂崩れが相次いだ今回の災害。道路寸断や2次災害の恐れから、400人以上の避難住民が自宅に戻れるめどは立っていない。
土砂が河川をせき止めてできた「土砂ダム」の排水や道路復旧などが急ピッチで進むが、つめ跡は大きく、復興への道のりは険しい。
佐藤勇・栗原市長はこの日の記者会見で、市に震災復興対策本部などを設置する方針を表明。「山を守ることが問われている震災。山を生活の糧としてきた住民の再建は厳しいが、懸命に努力する」と強調した。
土砂ダムは大雨が降ると水位が一時上昇、水が流れ出すなどしており、住民の一時帰宅中止などの影響が出ている。
土石流などに巻き込まれたとみられる行方不明者10人は捜索が続くが、見つかっていない。
栗原市では仮設住宅の入居が始まっており、7月中に計65戸を建設。岩手県奥州市では8月上旬に八戸が完成する。
総務省消防庁などによると、負傷者は青森を除く東北5県で447人。住宅の全壊は23棟、半壊63棟に上っている。
参照元:nikkansports.com