世界の航空会社が加盟する国際航空運送協会(IATA)は1日、コンピューターに情報を記録して発券を省く電子航空券の普及に伴い、紙の航空券の発行を打ち切った。2004年から続けていた全面電子化計画に基づくもので、IATAのビジニャーニ事務局長は「より便利で効率的な空の旅の新時代が始まった」と宣言した。
全面的な電子化時代を迎え、利用者にとっては紛失時の再発行が容易なほか、航空業界にとっては発券費用が年間30億ドル(約3200億円)圧縮できるという。
IATAによると、4月末時点の電子航空券の普及率は世界で95%。北米や欧州、日本などの北東アジアは100%近いが、旧ソ連諸国の69%、アフリカの89%など、技術対応や規制の問題で普及の遅れが目立つ地域もある。こうした地域では、少量だが独自に紙の券を発行し続ける航空会社もありそうだ。
IATAによると、紙の航空券の歴史は1920年代にさかのぼる。最初の電子航空券は94年に発行されたが、2005年時点で紙の券がなお2億8500万枚印刷されていた。(共同)
参照元:スポーツ報知