中国産ウナギの産地偽装で、国産と偽ったウナギを水産物卸売「神港魚類」(神戸市)が仕入れる際、水産物輸出入販売「魚秀」(大阪市)が神港側に「全体の70%を買う」と伝えていたことが29日、分かった。
神港へは魚秀が紹介した東京都の業者が販売した形になっていたが、実際に販売したのは魚秀だった。自社から出た商品の大半を買い戻すことになり、偽装を隠ぺいするため取引を複雑化させた可能性がある。
魚秀は3~4月、偽装ウナギ256トンを神港に出荷。このうち15トンは買い戻し、各地の卸売業者に販売していた。神港によると、残りの160トン余りも、需要が高まる7月にかけて買い戻される予定になっていたという。
魚秀は当初、農林水産省の調査に対し、この15トンについて「神港から仕入れた」とだけ説明していた。
また神港に販売された偽装ウナギの産地証明には、あて名が記載されていなかったことも判明。同社が取引しているほかの業者は「神港魚類あて」などと記載しているという。
参照元:nikkansports.com