中国国営新華社通信は16日、四川大地震の死者が同日午後2時(日本時間同3時)の時点で2万2069人、負傷者が16万8669人に達したと伝えた。四川省の李成雲副省長は省内の1万4000人余りがなお生き埋めになっていると発表。胡錦涛国家主席は同日、被害の深刻な同省綿陽市北川県に入り、政府を挙げて総動員態勢で救援活動を展開した。
各地で道路、通信の復旧も進んでいるが、四川省だけで400万戸以上の家屋が倒壊または損壊し、被災者の住宅や食料、水の供給など生活支援が大きな課題だ。また、衛生状況の悪化から感染症対策も急務で、飲料水の消毒用ピル25万個が現地に緊急輸送された。
一方、四川省では6898棟の学校施設が倒壊または損壊、多くの生徒が亡くなったため、住宅都市農村建設省当局者は「校舎に何らかの問題があったとすれば責任者を厳しく追及する」と強調、被害の責任を追及する動きも出ている。
李副省長によると、16日までに14万人以上の人民解放軍兵士らが救出活動を展開し2万7560人を救出、480万人余りを避難場所に収容した。四川省当局によると、これまでヘリコプターが230トンの救援物資を投下。中央、地方政府合計で6000人を超す医療要員も各地で治療活動に当たっている。
新華社によると、死者の2万1577人が四川省で、甘粛省364人、陝西省109人など。負傷者は四川が15万9006人で、甘粛が7040人。中国政府は地震で5万人以上が死亡したと推計している。
参照元:スポーツ報知