三菱東京UFJ銀行は12日、旧東京三菱銀行の店舗が発行したキャッシュカードの一部が提携先のセブン銀行の現金自動預払機(ATM)で利用できなくなる障害が発生したと発表した。
午前7時から現金引き出しや残高照会ができず、約5時間後の正午前に復旧した。午前11時までに約1万6500件の取引ができず、全国で影響が出たとみられる。
三菱東京UFJ銀は、旧東京三菱銀行の約250店でシステムを更新し、12日午前7時に稼働させた。旧UFJ銀行とシステムを一本化する大規模なシステム統合はスタートからつまずいた。
三菱東京UFJ銀行は、2006年1月に旧東京三菱銀行と旧UFJ銀行が合併して発足。これまで併存してきた2行のシステムを年末までに統合するため、総投資額3300億円のシステム更新を進めてきた。
統合作業には、システムを受注した日本IBMの技術者らが参加。ピーク時には約6000人が携わり、世界の金融機関でも例がない大規模プロジェクトになった。
セブン銀行は、セブン―イレブンやイトーヨーカドーに約1万3000台のATMを置いている。
三菱東京UFJ銀の預金者が利用できるATMは、セブン銀行などのコンビニATMを含め約3万台。合併前の旧東京三菱銀行が発行したカードや、合併後に旧東京三菱銀の店舗が発行したカードの一部が使えなくなったという。
三菱東京UFJ銀は、今年2月から毎月1、2回、週末に稼働を停止し、確認テストを実施してきた。旧UFJ銀の約420店も7月から12月にかけて順次、新システムに切り替える。
大手銀行グループでは02年4月、みずほ銀行でシステム障害が起き、口座振替や公共料金の引き落としなどに大きな混乱が生じたことがある。
参照元:スポーツ報知