大阪府の橋下徹知事は29日、就任後初めてとなる府議会で所信表明演説した。府の役割を、民間企業や市町村の活動を資金面や人材面で支援することと位置付け「大阪府の投資会社化」を目指す考えを打ち出した。
橋下知事は危機的な府財政を再建するため、府の事業を「聖域なくゼロベースで見直す」方針を強調。従来の府の事業は可能な限り民間や市町村に移管する考えで、府は条件整備や調整に当たる「コーディネーター」を担うと述べた。
公約に掲げた子育て支援に関しては「未来をつくる投資」と指摘。不妊治療から乳幼児期の医療サービス、一時預かりなどきめ細かな支援策を講じ「大阪のセールスポイントにする」と訴えた。
経済活性化をめぐっては中小企業を重視する姿勢を明確化。資金面での支援に加え、技術力の国内外への売り込みに府庁全体で取り組み、知事自身が「トップセールスする」決意を示した。
このほか、府民のチェックが働くよう「情報公開室」の新設や、大阪の魅力を向上させるため「冬季イルミネーション」の実施も明言した。
7月末までの暫定予算となった2008年度当初予算案に関しては、補助金などの圧縮で市町村の反発が強いことを考慮し「財政の危機的状況や、予算編成の考え方を十分説明していく」と理解を求めた。夏の「本格予算」編成に向け6月にも改革素案を示す意向も説明した。
タレントとしても活動していた橋下知事だけに、府議会の一般席は満員となり計125人が傍聴。府議会は3月25日までの日程で、5―7日には各会派の代表質問が予定されている。
参照元:スポーツ報知