1日午後10時15分ごろ、阪急梅田駅に近い大阪市北区芝田一丁目のビルにある商業施設「D・Dハウス」2階で、神戸市東灘区の会社員森永彰さん(30)が胸を刺され、間もなく病院で死亡が確認された。
事件直後、友人らに「トイレに誰かがいて刺された」と話したという。刺した男が逃走するのが目撃されており、大阪府警捜査1課は殺人事件として曽根崎署に捜査本部を設置。男の行方を追うとともに聞き込み捜査に全力を挙げている。
調べでは、男は50―60歳で身長約170センチ。ナイフのようなもので刺した。いずれも黒の帽子と上着、ズボン姿で、頭は白髪交じり。
森永さんは1日午後7時から1階の飲食店で会社の同僚ら男性4人や女性5人と会食。2次会で2階のショットバーに入り、1人で約50メートル離れたトイレに行き、刺された。店に戻り倒れた。
胸の中央付近を2か所刺され、手にもけがをしており、ナイフを避けようとして争った可能性がある。トイレに微量の血痕があったが凶器は見つかっておらず、男が持ち去ったとみられる。
現場には粘着テープなどが入ったバッグが残されており、捜査本部は持ち主の確認を進める。トイレ付近の防犯カメラも解析して調べる。
現場は繁華街にある17階建ての「北野阪急ビル」。新阪急ホテルアネックスやスポーツクラブが入り、地下から3階は飲食店などがある。
周辺は騒然となり、近くの中華料理店長は「男性がおなかを押さえてうずくまっていた。一緒にいた女性が泣き叫んでいた」と話した。
森永さんの勤務先の不動産販売会社(大阪市北区)によると、森永さんは不動産の法人仲介を担当し、非常にまじめな社員だった。
参照元:スポーツ報知