ソフトウエア最大手の米マイクロソフト(MS)は1日、米インターネット検索大手ヤフーに対し、総額約446億ドル(約4兆7500億円)で買収を提案したと発表した。ネット検索サービス分野で米国シェア3位のMSは2位のヤフーを取り込むことで、巨人グーグルを追撃する狙いがある。実現すれば、ネット関連分野では過去最大規模の企業の合併・買収(M&A)となる。
ヤフーの発行済み全株式を現金と株式交換で取得するとしており、提案額は1月31日のヤフーの株価に62%を上乗せした。ヤフー側は提案を「注意深く検討する」と表明、買収が実現するかどうかは曲折も予想される。米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)によると、MSは提案が拒否されれば、敵対的買収を仕掛ける構えという。
MSは、基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」シリーズを武器に、ソフトウエア市場で圧倒的シェアを誇ってきたが、ネット検索ではグーグルが米国市場の六割を握る。
情報技術(IT)業界は今後、オンラインを通じたビジネスに移行していくことが予想され、MSはビジネス向けソフトをウェブ上で提供したり、自社検索サービス「MSN」などオンライン事業の強化を進めている。
一方、ヤフーは増収増益のグーグルに押されて業績が低迷、1月末発表の2007年10―12月期決算は減益となり、従業員1000人の削減策を打ち出したばかり。
MSはヤフー買収により、ネット広告や研究開発分野などで約10億ドルの相乗効果が見込めると試算しており、バルマー最高経営責任者(CEO)は「合併が両社にとり最善の道だと確信する」と強調した。
MSは06年から07年にかけてヤフーに買収を提案したが、ヤフー側の反対で“破談”した経緯がある。(共同)
参照元:スポーツ報知