中国製ギョーザによる中毒で、製造元である中国河北省石家荘市の「天洋食品」の当局者が2日、同日午後5時(日本時間同6時)から市内のホテルで記者会見すると発表した。中国側の調査主体である国家品質監督検査検疫総局の当局者も2日午後4時(日本時間同5時)から石家荘市内で会見する予定で、中国政府の調査チームは同日夜、日本側との共同調査のため訪日する。
中毒の発覚後、天洋食品の記者会見は初めて。一連の会見では、当局と同社が行ってきた調査内容を明らかにするとみられる。関係筋によると、調査チームは2日午後、北京を出発、夜に成田に到着する予定で、厚生労働省担当者らと原因究明に向け情報交換する見通し。これらの動きが原因究明にどこまでつながるか注目される。
調査チームは食品の安全性問題などを主管する国家品質監督検査検疫総局の李春風・輸出入食品安全局副局長をトップに商務省、国家認証認可監督管理委員会、検査検疫科学研究院、製造元の工場がある河北省の検疫当局者の計5人。
同検疫総局はこれまで地元の河北省警察当局と、天洋食品の工場内を調査するとともに関係者の事情調査を進めてきた。その結果、中毒の原因となった有機リン系殺虫剤「メタミドホス」は当時のギョーザ製品などのサンプルからは見つかっていない。
ただ、過去にメタミドホスが工場内で殺そ剤として使われた可能性や、原料の野菜に残留していた可能性は否定されておらず、関係者は過去の記録や原料の生産地にさかのぼって徹底した調査を進める方針だ。
また、訪日する調査チームは日本で検出された殺虫剤などの状況について詳しい説明を聞き、中国側の検査結果と突き合わせて原因究明に当たる考えだ。(共同)
参照元:スポーツ報知