3日のAP通信によると、昨年12月に米ニューヨークの高層ビルの窓ふき作業中、47階(地上約150メートル)から転落し重体になった男性作業員(37)が意識を完全に取り戻し、回復に向かっている。
作業員は手足を数か所骨折、全身から出血し危険な状態だったが、医師団の懸命の治療もあり、昨年のクリスマスには話ができるまでになった。医師は「10階以上の階から転落して生存した例はほとんどなく、奇跡だ」と驚いている。
作業員はエクアドル出身のモレノさん。昨年12月7日、弟(30)と窓ふきをしている最中に足場が崩れ地面に転落した。弟は即死した。事故の詳しい状況は不明だが、APは、一緒に落下した金属製の足場がモレノさんを守った可能性があるとしている。
搬送先の病院はモレノさんを集中治療室(ICU)で治療、全身の血液を2回入れ替えるほどの輸血を行ったほか、整形手術も九回実施。落下事故の被害者にしては脳の損傷が比較的軽かったことが幸いしたという。
今後も手術を含め数週間入院する必要があるが、担当医師は「リハビリを受ければ歩けるようになる」と話している。(共同)
参照元:スポーツ報知