盗み、観光、盗み、温泉―。刑務所で知り合った窃盗の常習犯3人が、埼玉県警や警視庁に窃盗などの疑いで3日までに逮捕された。3人は全国各地で盗みを繰り返し、犯行後は盗んだ金で東尋坊(福井県坂井市)など犯行現場近くの観光地巡りをしていた。被害は14都府県で約100件、約1600万円に上るという。
平均年齢なんと65歳、“老人窃盗団”がご用となった。埼玉県警や警視庁によると、逮捕されたのは、いずれも住所不定、無職の榎本孝行(65)、永浜利春(60)、横田稔(70)の3容疑者。3容疑者とも窃盗罪などで公判中の、窃盗の常習犯だった。
調べでは、3人は府中刑務所(東京都府中市)で知り合い、2005年10月までに出所した後、連絡を取り合うようになり“窃盗団”を結成。05年11月から今年6月にかけて、東京・山谷の簡易宿泊所を拠点にして、全国14都府県で盗みを繰り返した。
3人は主に店舗兼住宅を狙ったという。被害は約100件、約1600万円に上る。移動にはレンタカーを使っていた。犯行は計画的で、「運転手役」「見張り役」「実行犯役」などの役割分担もなされていたという。
犯行後は盗んだ金を使い、犯行現場近くの観光地巡りを行っていた。1回の“旅行”に4日間を要し、最初の2日間を犯行、残り2日間を観光にあてていた。観光地を選ぶ際には、3人で「あの場所が忘れられない」などと意見を出し合い、綿密な計画を練っていたという。
“窃盗行脚”では、中尊寺金色堂(岩手県平泉町)や石和温泉(山梨県笛吹市)、松本城(長野県松本市)、奈良公園(奈良市)などの観光地や温泉を訪れていた。
参照元:スポーツ報知