前防衛次官汚職事件で、前次官守屋武昌容疑者(63)=収賄容疑で逮捕=が東京地検特捜部の調べに対し、贈賄側の防衛商社「山田洋行」元専務宮崎元伸容疑者(69)とのゴルフについて「ここ数年、プレー代は支払っていなかった」と供述していることが3日、関係者の話で分かった。宮崎容疑者も同様に話しているとみられる。
守屋容疑者は国会での証人喚問の際「1万円ずつ払っている」と証言しており、特捜部は議院証言法違反(偽証)容疑による立件を検討しているもようだ。
また妻の幸子容疑者(56)=収賄容疑の共犯で逮捕=が2002年8月、宮崎容疑者に依頼し、約600万円を米国から送金させていたことが判明。幸子容疑者の親族が抱えていた借金返済のための金策とされるが、振り込まれた金は、数日後に全額返されていた。
宮崎容疑者のゴルフ接待について、守屋容疑者は10月29日の衆院証人喚問で、12年前の旧防衛庁防衛政策課長時代から受け始めたと証言。
同社関連のゴルフ場などで今年4月まで続き、幸子容疑者が同行することもあったとした上で「社員は1万円でできるから、あなたも1万円でいいと言われた」と、毎回1万円を支払ったと説明していた。
関係者によると、守屋容疑者は逮捕後の調べで、少なくともここ数年は、費用の全額が宮崎容疑者持ちで自己負担はなかったとの趣旨の供述をしたとされる。
山田洋行の米津佳彦社長は11月15日の参院参考人招致で、ゴルフ接待が1998年から昨年までに300回を超え、費用は1組当たりの合計で1500万円以上になると指摘する一方、守屋容疑者からプレー代支払いの入金記録は会社側にないと証言していた。
特捜部は11月、12回に上るゴルフ旅行接待(約389万円相当)を受けたとして守屋容疑者夫妻を逮捕。さらに通常のゴルフ接待も丸抱えでわいろの疑いが強まったとして追及するとみられる。
参照元:スポーツ報知