徳島市の高さ約60メートルのがけで見つかった通称「がけっぷち犬」が救出されてから22日で1年。今年1月に引き取った徳島県つるぎ町の主婦馬木カズ子さん(66)に「リンリン」と名付けられ、のどかな田園地帯で元気に過ごしている。
助けられた時はやせて弱っていたが、今は食欲旺盛で、食パンが大好き。朝晩の散歩の時には、排せつ用の袋を目にしたとたん、しっぽを振り始める。力強く走りだし、馬木さんが引っ張られることもあるという。
野犬だったためか、人から視線をそらさない警戒のしぐさを見せるが、馬木さんは「呼んだら寄ってくるようになった。孫のようにかわいくて、毎日元気をもらっている。犬より長生きしないとね」と笑って話す。
テレビが救出劇を生放送したこともあって、引き取られた直後は、県内外から会いに来る人も多く、近況を尋ねる手紙やドッグフードの贈り物が届いたこともあった。
徳島県動物愛護管理センターによると、犬の引き取り希望者は増えているが、はるかに多くの捨て犬や野犬が殺処分されている。担当者は「リンリンは元気そうで安心したが、かわいそうな犬を減らすことも考えてほしい」と話している。
参照元:スポーツ報知