日本列島は22日、強い冬型の気圧配置となり、上空に強い寒気が入り込んだ。北日本を中心に大雪となり、11月としては記録的な積雪、低温になった地点も。昨シーズンは記録的暖冬で雪不足に悩んだこともあり、スキー場は「予想外の大雪」に大喜びだ。
気象庁によると、今月半ば以降は冬型の気圧配置が強まり、平均気温はほぼ全国的に平年を下回っている。この日発表された3か月予報でも、12月は南米ペルー沖で海面水温が下がる「ラニーニャ現象」などの影響で、気温は平年より低い予想となっている。
22日夕までの積雪は青森県の酸ケ湯で110センチを超え、平年の約5倍に達した。岩手県の湯田で79センチなど北海道、青森、秋田、岩手、宮城、山形、福島、群馬、長野、新潟の10道県の計18地点は積雪が79―1センチと、11月としては観測史上、最も深かった。
22日朝の最低気温も、北海道の志比内で氷点下12・4度、新潟県の糸魚川でプラス0・8度、富山県の泊で同0・1度で、11月では過去最低だった。
昨シーズン、雪不足に悩まされた岩手県雫石町の網張温泉スキー場営業担当の鎌尾宗慶さんは「もう30センチ積もっており、雪の量、質ともによさそう。客も前年度より10%ぐらい多くなるのではないか」。同県八幡平市の安比高原スキー場も「今の時期から降ってくれれば、予定通り12月1日からオープンできそう」と胸をなで下ろす。
新潟県内トップを切って17日にオープンした湯沢町の苗場スキー場は「予想外の早い積雪で、リフトを動かす従業員がそろってない」とうれしい悲鳴。JR東日本によると、首都圏から上越新幹線を利用した新潟行きスキーパック旅行は予約が好調で、3連休の今週末は7000人近くに達すると見込んでいる。
参照元:スポーツ報知