◆北京五輪 卓球男子(16日・北京大体育館) 勝てば銀メダル以上が確定した男子は準決勝でドイツに2―3と惜敗。17日の敗者復活2回戦で、3位決定戦進出を懸けてオーストリアと戦うことになった。
最後は欧州王者のドライブを返すことができず、岸川聖也(21)=スヴェンソン=が力尽きた。勝てば日本卓球界初の五輪メダルに到達した男子団体準決勝。メダルはお預けになったが、ドイツと3時間半もの熱戦を繰り広げた日本にスタンドは「ニッポン」の大歓声。宮崎義仁監督は「よく追い上げた」と胸を張った。
先にシングルス2つを落とし、絶対絶命で迎えた3戦目。今大会負けなしの水谷隼(19)=スヴェンソン=、岸川組がオフチャロフ、ズース組を3―1で下し、望みをつないだ。4戦目に再登場した韓陽(29)=東京アート=は0―2と追いつめられながら、第3、4ゲームを取り返し、執念の逆転勝ち。勝負は5戦目の岸川とボルのシングルスまでもつれた。
ドイツの3人は、水谷が6月まで所属したブンデスリーガ・デュッセルドルフのチームメート。岸川はエースのボルから第2、4ゲームを奪い、最終ゲームまで食い下がった。「負けそうなところを最後までつないだのは、次につながる」と岸川は手応えを口にした。
福原ら女子の陰に隠れる男子だが、ドイツ人の名コーチ、マリオ・アミジッチ氏の勧めで水谷は中2、岸川は中3からドイツに留学した。“育ての親”に敗れ、悲願のメダルまであと2勝に遠のいたが「誰にも勝つチャンスがある」と岸川が言えば、水谷も「必ず銅メダルを持って帰りたい」。もう一度、最後の力を振り絞る。
参照元:スポーツ報知