◆北京五輪 バドミントン(15日、北京工大体育館) バドミントン女子ダブルスの3位決定戦で、末綱聡子(27)、前田美順(22)組=NEC・SKY=は第3シードの張亜ブン、魏軼力組(中国)に0―2で敗れ、4位で日本初のメダルには届かなかった。92年バルセロナ五輪男子ダブルス5位の松浦進二・松野修二組、00年シドニー五輪女子シングルス5位の水井泰子を抜いて史上最高位の4位。“オグシオ”を超えた“スエマエ”は歴史に名前を残した。
末綱は「ありがとう」と声をかけたが、前田は言葉を返せなかった。「先輩のおかげでここまで来たのに。こっちが言いたかったのに」声が詰まった。喜びに泣き崩れる中国ペアの前で握手を交わし、“スエマエ”の長い夏が幕を閉じた。
第1ゲームは一時3点差を追いつき逆に17―14とリードする場面もあった。だが「私の性格上、攻め急いだ」と前田。ミスも突かれて、その後は第2ゲーム途中まで14連続失点し、力の差を見せつけられた。
「負ければ悔しいけど、4回も試合ができた。この場に立てて幸せでした」と末綱。何もかも初めての経験を楽しんだ。降り注ぐ大ブーイングさえも。前田は「日本の応援、負けるなよと思って聞いてました」
準々決勝では世界ランク1位の中国ペアを撃破。中国では「前半最大の番狂わせ」と報道された。目標の「オグシオ超え」どころか、センターコートでメダルを争った。「日本がここまで出来ることを伝えられて良かった。今後は後輩がこの舞台に立てるようサポートしたい」末綱は事実上のペア解体を宣言した。
となれば、企業の垣根を超えてオグシオとの合体などどうだろう。2人の残した足跡をロンドンにつなげるためにも。「オグマエ」「シオマエ」…。そんな夢さえ抱かせるほど、2人の快進撃は日本の期待を高めた。
参照元:スポーツ報知