◆北京五輪 体操男子団体総合決勝(12日・国家体育館) 打倒中国は個人総合で、内村航平(19)=日体大1年=が果たす! 14日の決勝には日本勢トップの4位で進出していたチーム最年少の新エースは、首から下げた団体の銀メダルをうれしそうに見つめた。「夢のオリンピックでメダルを取れた。自分としては信じられないです」宝物をもらった少年のように、何度もメダルの表裏をひっくり返した。
3歳から元体操選手の両親が運営する長崎・諫早市のクラブで育った。駐車場に持ち込んだ海上コンテナ2基を改造した粗末な“体育館”。家族はマットや道具を片付けて寝泊まりした。父・和久さん(47)は「当初は生徒が集まらなかったので、うどん屋でアルバイトした」。2000年には別の敷地に「スポーツクラブ内村」がオープン。だが、内村は「もっと天井の高い所で練習したい」と東京の高校に進学。体操仲間と共同生活を始め、放課後は都内の体操クラブで練習。頭角を現し一気に代表を射止めた。
10代で体操個人メダルを獲得すれば、88年ソウル五輪で床運動銅メダルの池谷幸雄以来20年ぶり2人目。「4年後にチームで金を取れればいい」次は、個人としての夢に挑戦する。
参照元:スポーツ報知