◆北京五輪 バドミントン女子ダブルス準々決勝(11日・北京工大体育館) オグシオの夢が幕を閉じた。女子ダブルス準々決勝で、小椋久美子(25)・潮田玲子(24)組(三洋電機)は第2シードの于洋・杜セイ組(中国)に8―21、5―21で完敗。初舞台でメダルの夢は散った。今後については「まだ考えられない」という美人ペアには、複数のテレビ局からキャスター就任のオファーが届いていることが明らかになり、オグシオフィーバーはまだまだ続きそうだ。
オグシオの短い夏が終わった。試合時間わずか34分。足を踏みならす中国応援団の異様な大騒ぎを聞きながら、握手をかわした。「ごめんね」「ありがとう」短い言葉で緩んだ2人のほおに、涙がつたわった。
壁はあまりにも高かった。世界ランキング3位の于・杜組にパワーでグイグイ押され、自分たちのリズムを作れない。焦りがミスも呼んだ。第1ゲームは8連続、第2ゲームは10連続失点。ネット際に人を食ったようなドロップを落とされ、潮田がコートにはいつくばる屈辱シーンもあった。
3月の全英オープンでも完敗するなど05年以降5連敗していた天敵ペア。対策は積んだはずだったが、小椋は「自分たちの実力を出せないプレーをされた。何回やっても結果は結果だと思う」。潮田も「いつもこんな感じ。2ケタも取らせてくれない。これが自分たちの実力かな」と話した。
メダルへの夢は途切れた。しかし、バドミントン界への貢献度は“金メダル級”だった。日本協会公認の写真集発刊からCM出演、DVD発売。テレビの登場回数も急増し、昨年は「オグシオ」が流行語大賞の候補になった。2人が出場する大会は観客動員が飛躍的にアップ。可れんなルックスと強靭(じん)な実力を併せ持った美形ペアは、マイナー競技だったバドミントンのイメージを塗り替えた。
関係者によると、2人には東京、大阪のテレビ局3社からキャスター就任の要請も届いている。いずれも現役のままで“兼業”を求める異例のラブコール。さらには、映画出演の話も水面下で進行中という。日本協会にはイベント出演などのオファーが50件以上殺到。帰国後もオグシオ現象は収まりそうにない。
潮田は「何日間か夢を見ているようだった。挑戦するのがうれしかった」と振り返った。2人はロンドン五輪という“夢”も追いかけるのか。「まだ何も考えられない。4年後? それも…。ちょっと考えます」と小椋。オグシオには、新天地での“挑戦”という選択肢もある。
参照元:スポーツ報知