◆北京五輪 バドミントン女子ダブルス1回戦 小椋、潮田2―1クリスティアンセン、リターユヒル(10日・北京工大体育館) 女子ダブルス1回戦で、世界選手権3位の小椋久美子(25)、潮田玲子(24)=三洋電機=組はクリスティアンセン、リターユヒル組(デンマーク)に18―21、21―14、21―18で競り勝った。末綱聡子(27)、前田美順(22)組=NEC・SKY=もオーストラリアペアを下し、準々決勝に進んだ。日本勢が2組ベスト8入りしたのは初。女子シングルスの広瀬栄理子(23)=三洋電機=は2回戦でストレート勝ちし、3回戦に進んだ。
いままで味わってきた数々の勝利とは違う、格別の味だった。「ホッとした」と小椋。念願の舞台で初勝利をもぎ取った2人は、ほおを緩めてギュッと握手を交わした。ペアを組んでから6年半。ずっと夢見てきた舞台に立って白星を刻んだ。8月10日“オグシオ記念日”。2人の歴史に新たな1ページが加わった。
昨年のヨネックス・オープンで勝っているとはいえ、クリスティアンセン、リターユヒルは183センチ、170センチの長身ペア。角度とスピードあるスマッシュを打たれ、タイミングをつかめずに大苦戦した。ともに「引いてしまった」という第1ゲームはまさかの11連続失点。第3ゲームも一時は1点差まで追い上げられ、ヒヤヒヤの逃げ切り勝利だった。
隣のコートでは中国人選手の試合が同時進行。プレーの妨げになりそうなほどスタンドは大騒ぎだったが、その中に交じって潮田の母・睦子さんら応援団の「オグシオ」コールもしっかりと聞き取った。「こっちも応援もすごかった」と潮田。小椋も「うれしかった」と感謝した。
数々の挫折を乗り越えて、この舞台にたどり着いた。アテネ五輪前は小椋が左足小指を骨折、潮田が腰を痛め、五輪を断念した。北京切符をつかんだ後も、今度は小椋の腰痛リタイアにより4月から2か月半もペア解消。だが、「死ぬ気で頑張る」と2人で決意した北京ロードは、この日、一つの通過点を越えた。
次の相手は第2シードの于洋・杜セイ組。3月の全英オープンでも0―2で完敗するなど過去に1度も勝ったことがない。「悔いのないように、長い時間戦いたい」と潮田。苦労してきた北京ロード、簡単には終わらせない。
参照元:スポーツ報知