因縁の対決で横綱・朝青龍(27)=高砂=が復活の手応えをつかんだ。にらみ合いを演じた夏場所千秋楽以来となる白鵬(23)=宮城野=との取組が9日の仙台巡業で実現。わずか2秒で寄り切られたが、ライバルと76日ぶりに肌を合わせて闘志が復活。秋場所(9月14日初日・両国国技館)の逆襲へ意欲を披露した。
因縁の一番はあっけなく終わった。朝青龍は立ち合いで右四つに組んだが、白鵬の投げを打ちながらの寄りに簡単に土俵を割った。わずか2秒。夏場所千秋楽のリベンジを果たされた形だが「ファンは待っていたでしょう。でも巡業は巡業」と割り切って受け止めた。
76日ぶりの対決で、結果以上の収穫を得た。前日はけがの影響と巡業部の命令による取組復活に弱音を漏らしていた。しかし、ライバルと久々に肌を合わせ闘志が復活。「これからは気合を入れていくよ。合口の悪い人や先場所活躍した力士とドンドンやっていく」。左ひじの負傷を抱えながらも猛げいこを重ねる決意。8日の秋田に続く朝の申し合いでも5戦全勝の内容だった。
前夜は北京五輪の開会式でモンゴル選手団の入場に感動した。「100点満点の入場。もし金メダル取ったらオレは泣く。オレも調子を上げていく」。白鵬とは今後の巡業で連日、対戦。ライバルと五輪を刺激に、復活の秋へ走る。
◆白鵬「照れる」 ○…夏場所の借りを返した形となった白鵬は「巡業ですから。でも変な気持ちだったね。やりにくいというより照れるね」と苦笑い。夏場所はダメを押されたにもかかわらずその後のひじ打ちから北の湖理事長に「白鵬が悪い」と通告された。様々な思いがあるはずだが「その時はその時です」と受け流していた。
参照元:スポーツ報知