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川内康範氏死去…森進一「おふくろさん」問題未解決のまま

テレビドラマ「月光仮面」の原作やヒット曲「誰よりも君を愛す」などで知られる作家で作詞家の川内康範氏が6日午前4時50分、青森県八戸市内の病院で死去していたことが7日、分かった。88歳だった。死因など詳細は後日、発表予定。川内氏は昨年、代表曲「おふくろさん」の歌詞改変を巡り、歌手・森進一(60)が謝罪する騒動に発展。森へ同曲の歌唱禁止を言い渡し、和解しないまま逝った。森は和解まで川内作品を自粛しており、今後の対応が注目される。

 関係者によると、川内氏は今年2月、発熱により入院。40年来の親交がある歌手の杉良太郎(63)が3月に見舞った際は会話できる状態だった。その後、肺炎を患い今月4日に危篤状態に。6日に家族や事務所スタッフらにみとられ眠るように息を引き取った。8日に青森県内で親族だけの密葬を行う。お別れの会などは現在のところ未定という。

 川内氏が晩年、注目を集めたのは、昨年2月の森との「おふくろさん」騒動。無断で歌詞を付け足したうえに、了解も得ず歌っていた森に激怒した。歌唱禁止と絶縁を宣言し「森は人間失格」と痛烈に批判した。

 作家、作詞家、そして政治評論家としても名をはせ、周囲から「熱い志を持った国士。曲がったことが大嫌い」と評された。川内さんは歌詞改変より、自分に知らせず会いにも来ない森の不義理さを批判し続けた。

 騒動直後は取材陣につえを振り回すなど激しい性格。ヘビースモーカーで禁煙のイベント会場でもタバコをふかした。新曲発表会では自作のPRそっちのけで“憂国論”をぶち上げ、昨年9月の作家活動55周年祝賀会でも「欧米にこびず、日本の無償の愛を平和の旗印として掲げてほしい」とあいさつ。半面、女性リポーターに耳毛を触らせるユーモアもあった。

 84年にはグリコ・森永事件の犯人グループ「かいじん21面相」に「1億2000万円プレゼントするからもう手を引け」と呼びかけ、「わしらも 月光仮面 見たで おもろかった」という返事の手紙を送られ話題になった。

 昨年、国民新党の亀井静香代表代行が参院選用のテレビCMで川内氏が作詞・作曲した「おかあさん」を熱唱した。92年に勲四等瑞宝章を受章。今年も新曲を発表予定で、創作意欲は最後まで衰えなかった。

 ◆川内 康範(かわうち・こうはん)1920年2月26日、北海道・函館市生まれ。小学校を卒業後、さまざまな職業に就いて働きながら独学して映画シナリオを執筆。日活や東宝演劇部に所属し、41年に小説「おゆき」で作家デビュー。58年に原作、脚本を手掛けた「月光仮面」がテレビ、映画、漫画で大ヒット。発表した恋愛小説の映画化に際し、主題歌の作詞も行い、60年に「誰よりも君を愛す」で日本レコード大賞、69年に「花と蝶」で日本作詞大賞を受賞。作詞家、脚本家、政治評論家、作家と多彩なジャンルで活躍した。

 ◆月光仮面 1958年2月に始まった子供向けヒーローものの元祖番組。白い覆面にサングラス姿でオートバイに乗ってさっそうと登場する正義の味方に子供たちは熱狂。番組視聴率は最高で60%を超えたともいわれている。翌年7月まで130回が放送された。その後、72年にはアニメ化、81年には映画化もされた。

参照元:スポーツ報知

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2008年04月08日 11:30に投稿されたエントリーのページです。

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