◆阪神1―5横浜(17日・京セラドーム大阪) 最下位の横浜が、首位・阪神に今季初の同一カード3タテを食らわした。ベンチ前でナインをハイタッチで迎えた大矢監督は「タイガースを走らせたのは、ウチがスタート(開幕戦)で3つ負けたのが大きかった。何とかお返しができたと思う」と声を弾ませた。北京五輪出場中の新井、矢野、藤川と主砲、守りの要、守護神を欠く相手とはいえ、今まで味わった悔しさを十分に晴らす白星だった。
どちらが上位なのか分からない展開だった。3回、先発・吉見の適時打で先制すると、4回も佐伯の2号2ランなどで3点を追加。吉見は8回1失点の快投に加え、自身3度目の猛打賞と投打で奮起。前日(16日)、プロ初完封をマークしたルーキー・桑原謙に負けじ、と8年目左腕が意地を見せた。
15日のカード初戦、大量リードの9回に横山が金本の頭部付近に投球。岡田監督が“報復”を示唆したが、この試合の7回、相川が死球を受け、一触即発の異様な空気が漂っていた。「いろいろタイガースの方で文句が出ていたが、相川が冷静にリードしてくれた」と指揮官。モヤモヤを吹き飛ばす快勝だった。
今季2度目の3連勝でも、借金29と厳しい状況は変わらない。それでも開幕カードで3連敗、6月のオリックス戦ではファンから「プロ失格!」とヤジられた因縁の京セラDでやってのけた3連勝は、チームのプライドを取り戻す価値あるものになった。
参照元:スポーツ報知