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出た新井打!星野ジャパン連勝…野球

◆北京五輪 野球1次リーグ 日本6―0オランダ(15日・五カ松球場) 闘将の予言通りに不振の4番が大噴火し、欧州1位に快勝した。日本代表は15日、1次リーグでオランダと対戦。星野監督が、試合前に「あいつは絶対に打つぞ」と予告していた新井の2点三塁打などで4点を先制。8回にもG・G・佐藤に代表初アーチが飛び出すなど、6―0で完勝。通算成績を2勝1敗とし、単独3位に浮上した星野JAPANが16日、宿敵の韓国と対戦する。

 新井の目は血走っていた。両手でグッとバットを握ると、鼓動が速まっていくのが分かった。初回、森野の左前安打で1点を先制し、なおも無死一、二塁の絶好機。大きく息を吸い込み、オランダの左腕・スミトをにらみつけた。

 極限まで集中力を高めて、初球のストレートにバットをぶつけた。少し鈍い音とともに意地の打球が右中間を割った。少し足がもつれながらも二塁を蹴って、三塁へ到達した。「自信はありましたが、かなり焦ってました」今大会10打席目で飛び出した初ヒットが、復活を告げるタイムリー三塁打。右の拳をグッと握り締めた4番の姿に、星野監督は「犠飛しか打てなかった新井が、タイムリーを打つ珍しいことが起きた」とジョークを交えながら、復活を告げる快打を絶賛した。

 若手が次々と結果を出していくなかで、レギュラーで1人だけ取り残された星野JAPANの4番。初戦のキューバ戦の第1打席だった。1死二、三塁のチャンスで、内角のボール球をストライクと判定された。見逃し三振に倒れた“後遺症”は、痛いほど分かっていた。

「あれはかわいそう。でも1本出たら、あいつは変わる。きょうは絶対に打つよ」決して擁護したわけではない。自分が信じた選手と“心中”する。これが、闘将のスタイルだ。「4番を代えるという考えもあるが、準決勝、決勝とあるし、やってもらわないと困る。打たずに代えたら(4番が)失格になってしまうやないか」我慢強い起用に、新井が最高の結果で答えを出した。

 森野、新井に続き、稲葉がきっちりと右犠飛を放ち一挙4点。大会前に練習試合が2試合しか組めず、実戦不足を指摘されていた打線が、つながった。「ようやくゲーム勘が戻ってきた。投打の歯車が合ってきた」と背番号77は手応えを感じ取った。

 16日は1次リーグ前半戦のヤマ場となる韓国戦。先発は20歳左腕の金広鉉が濃厚だ。「左投手が来ると思うが、先取点をしっかり取ってピッチャーが頑張ることだな」とハッパをかけた指揮官の視線の先には、自信が戻ってきた新井がいた。「厳しい戦いになると思う。残り試合はあるが、明日の試合だけを考えて頑張ります」短く力を込めた4番が、打倒・韓国の旗頭となる。

参照元:スポーツ報知

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2008年08月16日 11:31に投稿されたエントリーのページです。

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