◆ソフトバンク6―2楽天(11日・ヤフードーム) 楽天はソフトバンクに完敗した。先発の長谷部康平投手(23)が早々に崩れる苦しい展開の中、大きな収穫となったのが「9番・二塁」で初スタメンの内村賢介内野手(22)だ。3、5回と俊足を生かして内野安打を稼いだ。セールスポイントを存分に見せられ、野村克也監督(73)も絶賛。早くも名将のハートをガッチリとつかんだ。
快足ルーキーが持ち味を存分に発揮した。まずは3回。2死から内村が左打席に立った。
野村監督に指示され、7日に両打ちの練習を始めたばかり。高校、社会人時代に経験はあったが、実戦では約2年ぶりの左打席。だが「久しぶりなので打てなくてもいいかなと思った」開き直りがプラスに作用した。星野の6球目を叩きつけると、一塁へ猛ダッシュ。三塁・松田の送球がそれ、一気に二塁到達だ。
5回には無死一、二塁からセーフティー気味のバント。再び三塁にボールが転がると、処理を焦った松田が、今度は足を取られてバランスを崩した。一塁は悠々セーフ。「あのサードの焦りようを見てみい。あれだけ足があれば焦るよな」俊足好きの野村監督もニンマリだ。
育成ドラフト1巡目で入団し、7月23日に支配下登録されたばかりのルーキーは「両打ち転向の効果? ありましたね。左で打ったから、相手もミスしてくれた」と会心の笑み。足で稼いだ2安打は鮮烈なイメージを残した。「あの足は何とか戦力にしたい。ああいうのがプロ。セールスポイントを持っているっていうのがな」珍しく、ノムさんの賛辞も止まらなかった。
参照元:スポーツ報知