国立小学校受験のハードル

国立小学校受験のハードル

お友達夫妻がわが家に遊びにきたときのことです。

夫妻にはひとり娘(幼稚園年長さん)がいるのですが、わが家と違ってかなりの教育熱心なふたりはその子に「小学校受験」をさせるのだと前々から言っていました。

それで年に一度か二度ぐらいしか顔を合わせないのですっかり忘れていたのですが、ふたりが「実は国立の小学校のガラガラポンに受かった」というので、おやまぁ、スゴイじゃない、よかったわねぇとこちらも祝福したんですよね。

そしたら彼女が「ガラガラポンにあたっただけじゃどうにもならないのよ」と浮かぬ顔で言うのです。

なんと聞けば、これからひと月後に試験があるというのですね。まぁ私だって小学生の子供がいますから、何も知らないというわけでもありません。小学校受験といえば、けっこうペーパー類とか学習しないとできないというし、スポーツというか集団行動とか、工作みたいのとかも意外と難しいことやらせるわけですよ。

だから、ああ、これからが本番、大変なのねぇと同情半分、でもそれでも抽選で落ちる人のほうが多いことを考えれば、ラッキーじゃないのと励ましていました。

なんでも娘は、ペーパー類はわりとよく出来るのだが、クマ歩きという行動が「すごく下手」で、今はそれを特訓しているのだと言います。毎朝、パパが出勤前に家の長い廊下で娘にクマ歩きを特訓していると聞いて、思わず私と夫はその風景を想像して笑っちゃったのですが、すぐ真顔になりましたよ。だって、ふたりは笑ってないんだもん……。

クマ歩きが全然できないと、いくらペーパーがよくても落ちる可能性が高くなるとかで、必死なんだなぁと思いました。

「でも、とにかく大丈夫よ、○○ちゃんなら、ちゃんと当日までにマスターするだろうし、絵とかも書くのは上手だし。きっと合格するわ」

私がそう言うと、ふたりは揃って首をふりました。

「それでね、なんとか試験に合格したとするでしょ」

ふんふん、とうなずくと、「だけどね、最後にもういっかい、ガラガラポンがあるの」と言うではありませんか。

ひええええ。

試験に合格しても、最後の最後でまた、抽選で振り落とされるのかぁぁ……(汗)

すごい世界ですね。

友達夫婦がげっそりしているのもわかる気がしました。ともあれ、がんばってほしいものです。

義母とメル友

義母は七十五をこえたが、なかなかしっかり者で今も一人暮らしを悠々自適にすごしています。

長男は仕事で北海道のほうに住んでおり、次男とその嫁であるわたしたち一家は、夫の実家からクルマで10分程度の距離に住んでいます。いくら元気といっても、それなりの年齢なので、私も買い物などクルマを出す予定があると、なるたけ家に寄って顔をだしたり、週末には夫と子供たちを遊びに行かせたりと一応は気遣っています。

とはいえ、やはりこちらも3人の子育てと小さいながらも夫が経営する会社があり私は経理関係をやらねばならないので、忙しくなるとついつい脚も途絶えてしまいます。

義母は趣味も多彩ですし、ボランティアなんかも参加しているので友達も多いですから、不安や心配はあまりしていないのですが、とはいえ家族や身内からちょっとしたことでも声をかけられたりすることで義母もほっとする部分もあるとは思うのですね。

なので、このごろは忙しいときはなるたけ日に一度はメールをするようにしています。

義母はらくらくフォンをちゃーんと使いこなしていて、メールも絵文字なんかいれてくるお茶目なところもあります。勉強熱心なので、最初は高齢者向けの携帯教室なんかに通って覚えたみたいなんですよ。

メールだと、私も会社の行き帰りとかの電車の中なんかでパパッとうてますし、時間をあまり気にしないですみます。義母は早起きな分、夜はけっこう早いし、そうかと思えば一人暮らしの気安さからかときおり夜中に韓流ドラマを通しで見たりもしているみたいで、電話をかける時間帯は意外と難しいんです。

メールも大丈夫ですか、何か困ってませんか、といったことばかりではなく、もっと家族の近況的なことを書くようにしています。たいしたことでもなくても、末っ子が算数のテストで100点をとってきたとか、次男坊がバイト先で失敗して落ち込んでるとか、昨日のテレビで温泉の特集がやってたけど見た? とか、まぁ、些末な日常生活の1コマを書いています。

そうするとだいたい半日程度の間には義母からも長いメールが届きます。そこでとりあえず元気なことは確認できるし、何か頼みたい用事があれば言い出しやすい感じみたいなんで、けっこう喜んでくれています。

うまくメールを利用しすると、お年寄りの不安も消えるようです。皆さんも活用してみたらいかがでしょうか。